「空くんの家」

吾輩は猫である。名前は「空(そら)」
 「陸」「海」「空」三兄弟の末っ子である。
 育ての親は福島県浪江町に住んでいた自衛官である。
 その親が仮設住宅に引っ越すことになり、
 吾輩は新たな主人とその夫人のもとで仙台に住むことになったのである。


<配置計画>

・敷地の南側が月極駐車場となっているため、あえて南側を閉ざした住まい

・敷地の西側に建つアパートの通路を外部との緩衝帯と捉え、プライバシーを確保しつつ開放する住まい


<平面計画>

・西側の中庭は、外部に対して閉ざしたこの住まいに光と風を与えるキューブ

・居間・寝室・廊下・風呂などできるだけ多くの空間が中庭と接するプラン

・半外部、半内部という中庭の位置づけは、空くんのための唯一の外部世界となる


<わたしたちの姿勢>

ディズニーランドやネバーランドのように、ひとに夢や感動そして希望を提供できるような、地域に根差した組織を目指しています。

仕事の姿勢として、常識の破壊、意思の開放、創造における可能性の追求、の3つを挙げています。

時代とともに作られてきた常識が、今の時代にもそのまま通用するのか、別の切り口で見たらどうなるのかを常に考えています。

スタッフ1人ひとりの意思を開放し、感性をぶつけ合いながらのパートナーシップを大切にしています。

共に創っていく『共創』の姿勢を大切にし、さらなる可能性を追求する気持ちを大切にしています。